Water shot 20210116
コラム
この日は富士山バックのウィンドサーフィンの絵が欲しいね。
という紅林さん©kure134との話から始まった。
しかし、気温が高いおかげで、空気はガスって、富士山も霞の中。
そしてチョイスは2つ。
三脚からの陸っぱり動画か、水中からの撮影。
迷わず、水中の方で!
幸い、この有り得ない程の気温。
年明けて、ぐっと下がった水温も全く気にならない程の温かい風と1月の青空に強い陽の光。
気温が高いおかげで、せっかくの風もオンショアで、波に対して、角度がない。
こうなると、さすがの敏腕風使いも、波遊びしたいけれど、できることが限られてくる。
しかも、1月の潮周りに入り、この風だけでは波の高さが出にくい。
プアーコンディションではこの方が、絵になる点数が多くなる。
撮影開始は陽が頂点から落ち始める時間で、後半はコントラストが強い。
こうなると、撮られる方も面白い。
大会とはまた違う。レンズ遊び。皆でやるとレンズの取り合い。笑。
まずはカメラチェックとアイコンタクト。
撮られる方もイメージを大切に。
裏風をとり、テイクオフ。
個人的な趣向で言わせてもらえると、レンズが水の中に埋まる瞬間からの絵はいいよね。。
このシークエンス、いいんですよ。次にアップしますね。
水面にカメラがあるので、水滴はどうしても免れない。
これをどうするかは、カメラワークだったりするんだけど、この度の対象はウィンドサーフ。
風がビュービューで波はぐちゃぐちゃ。水面はとてもラフでなかなか手強いんです。
綺麗な水中写真を見たことがあるだろうけど、それらの波乗りの写真はパドルサーフィンで、風がなく、セットをカレント側から
覗むので、そうなる。よって、陽の位置もブレイク次第になる。
今回はセイルがあり、その色も大切になるから、波乗りのそれとはまた違う。
このシーンはGoproにも収まっていて、そちらの方がいいんです。
ただ、この水面からの絵は躍動感が出やすい。それが言いたくて、この写真なんです。
これらの3枚の写真は陽の方向に向かって、レンズが押されている。
イメージっぽくなるから、これはこれでいいですよね。
20mmくらいの広角なので、レンズとの距離が大切。
本気で轢くつもりで、向かわないとならない。笑。
昔、Gabiとの旅でペドロゴメスに撮影をしてもらった事があるんだけど、
彼は光をとても強く意識している写真家だった。
印象に残っているのは、「ファーストライトで撮りたいから、3:00集合で。」って。
(3月でも日の出まで数時間ある。)
彼はプロだね。
今日、ペドロはPeahiのカレントから、Kai達を撮っていたよ。
Kaiは覚えておかなければならない日だとコメントしていた。
友子さんは丘から見ていたらしい。。。
ラニーニャの冬はさほど波がないはずなんだけど、、長期天気予報の読みも外れましたね。
自然に抗えないのは当然だけど、データーから把握、掌握でき、生き易くしようとするのも違うってことかな、疫病しかり。
Gabi,Pedro 懐かしい、前の写真も見返してみようっと。。。