2021 Simmer Style 40th
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40周年のコレクションが出ました。
コロナウィルスで、セイルデザインするための時間が多くあり、セイルデザインを再考することができたとあります。
大きな変化は2つ。
・Qply Luff Panel と Vertical Kevlar Load Line
・Precision Tapered Battens
マイナーチェンジを繰り返してきたトーマスパーソンからすると、とても大きな変更で、ビックチャレンジのように思います。
この変更点はセイルを長く使っている人からすると、見た目以上にセイルの性格が変わったことが見て取れます。
よりドラフトを前に固定したいという意思がセイルを広げた瞬間から伝わります。
ここ、4,5年のセイルを振り返るとマイナーチェンジはラフカーブを調整したり、バテンの位置を変更したり、
素材をどこに使うかを試行錯誤していたように思います。
特にQ-plyの登場でセイルは劇的に軽くなり、しなやかになりました。
スィングウェイトのかかる、セイル上部に使うのがどのブランドをみても定石です。
レースセイルではラフスリーブの中にケブラーや伸びなくて強度のあるパネルを入れることも当たり前になってきましたが、
ウェイブセイルでは初の試みとなりました。
メインバテンを平バテンに変更しています。
この平バテンはイジーセイルの特徴として代名詞に近いものです。
ノースセイルもこの平バテンを長く使用しています。
平にすることで捻れがなくなります。
シマーセイルはこの交換バテンをメインバテンに使っています。
(トップは丸バテンだと思います。)
さて、明日、セイルテストして参ります。
久々にワクワクするセイルです。