グラハム 〜茅ヶ崎の乗り方〜|鎌倉ウインドサーフィン

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グラハム 〜茅ヶ崎の乗り方〜

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今朝の鎌倉はオフショア
穏やかな海です。
先週までの嵐はなんだったんでしょうか。

先週のエキストラデイ
グラハムのシークエンスを一つ、どうぞ。
これで穏やかな週末も頭の片隅にウィンドサーフィンのイメージを持ってお過ごし下さい。

 

ピークを見つけ、スピードを殺さずにターンできるくらいの程よい距離を作る

緩い斜度でも波の落差を使いたいので、高い位置からボトムへアプローチ

この時、風が強い、オンショアなので、セイルに体を引っ張られすぎないように

腰を落とし、セイルをフォワレイキさせてレイルを長く使って、大きくターン

目線はトップターンしたい場所

一気に加速させる。
この時レイルを浅くてもいいので傾けつづける
板をフラットにしない

オンショアなので、波の斜度だけでなく、セイルでも引っ張っていってもらう

ボトムのピーク

一番波から離れているとき

荷重のピークを迎える

体をしならせ、捻られた体勢、

ここでの目線が最も重要

トレースしたいハイライン、トップ、リップを見る

当て込みでは何処にボトムを合わせるかを板の幅単位でしっかり見定めることが大切

長いターンでリップが張ってくることを期待したけれど、

波は張らず、ハイラインでのターンに切り替える

荷重から抜重、ヒールサイドへの荷重へとレイルを切り返す。

大切な一コマですが、イジーセイルに被ってしまい、見えないのが残念。

この抜重し、ボードがフラットになる瞬間はイメージできるはず。

広げた手の幅は狭めて、切り返しかかる。

十分にスピードに乗っていれば、この通り、ワンハンドでボードコントロールにフォーカスすることも

グラハムにはレパートリーの一つ。

先日の遠州灘ポイントではサイドオフショア、頭オーバーのダウンザラインコンディションでは

長くフェイスを横走りして、張ってきたリップ下で、ボトムターンからキツイ切り上がり、

ワンハンドでレイルを引き戻すくらいまでの、トップターン。

ワンハンドは急激な抜重、ヒールサイドへの強い荷重やボードにしっかりと乗ったターンに、最適ですね。

まだまだ、ウィンドサーフィンのトップターンの可能性を感じました。

セイルがなかったら、サーフィンみたいだと思いませんか

風上の次のセクションをチェックして、バックサイドへの動きの準備

セイルに風を入れて、加速

ここでも斜面を使うことを忘れずに

ここではセイリングがメインで加速

レイルは入れすぎず、ごく浅く程度

ボトムをきったら、レイルを入れ始め、アプローチしたいトップセクションとの距離を合わせる

縦の動きをしたいときはなるべく、波から離れることが鉄則

ボードコントロールはヒールサイドのレイルを使ってボトムターン

セイルは絞り込み、昔にやった、ラフ、ラッフィングの要領でございます

ここからは風と使いきって、裏風。

だんだん説明も疲れてきたので、気になる人は聞いてください。

もしくはとりあえず、やってみてください。グラハムのように

これ、意外と気持ちいいんです。

ウィンドサーフィンやらない、スノーボーダーの友達に見せたら、

この動きが カッケー らしいです。

スプレーを自分で浴びる

至福な瞬間なんでしょうか

そしてここからはお好みです

さっきので気持ち良くなってしまった人はエンドセクションへアプローチできます。

お洒落ですね

ここでのこれは僕もイメージを超えてきてくれました

見る者のハッとさせる

予想をこえる動き

目を奪う、目で追ってしまう

プロフェッショナルですね

派手なリップアクションばかりに目がいってしまいますが、

ちょっと戻って、ボトムターンをごらんください

ボトムがあるから、リップへこのようにアプローチができるのです

 

結局、バックサイド360はメイクできなかったけれど、ほとんどの人がグラハムを見ていたはず。

なぜなら、フロントサイド、バックサイド、エンドセクションへと流れがあるから。

コンテストの点数も大切だけれど、結果は結果。その過程やアプローチやイマジネーションの表現が大切です。

昔、ものづくりの先輩に、アーティストはこうあるべきだと説かれた時のことを思い出しました。

次はリーバイ先生のシークエンスもアップしたいと思います。

 

Photo : Kenji Ozaki

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